この週末も海外に飛ばずにロンドンに留まっています。立て続けに海外旅行に行って、さすがに少し疲れてしまいました。ただ来月にはまたポルトガル、モロッコを訪ねる予定にしているので、束の間の休息ではあります。
ロンドンはここ最近急速に春めいてきました。3週間前に18年ぶりの大雪が降ったのが嘘のよう、日中の冷え込みが次第に緩みつつあり、また、日が出ている時間が毎日少しずつ長くなっていることも実感できます。沈鬱なロンドンの冬からも間もなく解放されるのでしょう。心底嬉しいです。21日土曜日も朝から快晴、ぽかぽか陽気の散歩日和でした。、最高気温も12℃まで上がるとの予報。ウダウダと過ごそうかと思っていたのですが、さすがに家でじっとしているのはあまりにももったいない、起きてすぐに外出することに決めました。
出掛けたのはロンドン最大のアンティークマーケットと言われている「ポートベロー・マーケット(Portobello Market)」。30年以上の歴史を誇るあまりにも有名なマーケットですが、実はまだ一度も訪ねたことがありませんでした。映画でも有名なノッティング・ヒル(Notting Hill)にあります。それにしても大人気で、10時前に到着したにもかかわらず、マーケットの通りは人、人、人。原宿竹下通りにも負けず劣らずの大賑わいでした。どうやら地元客に混じって、いや混じってというよりも大半が観光客のようです。英語ではない言語が四方八方から耳に飛び込んできました。日本人の姿もかなり目に付きます。ロンドン一の観光スポットと言っても過言ではないのかもしれません。
そんなマーケットの主役はやはりアンティークショップ。年代ものの銀食器、陶器、家具、調度品、アクセサリーなどを販売する店や屋台がずらーっと数百メートルに渡って軒を連ねています。中には僕にとってはどうしてもガラクタにしか見えないようなものも売られていたりするのですが、案外そういったものが掘り出しものなかでしょう。「開運!なんでも鑑定団」が必然的に思い出されたのでした。ただ実際のところ、可愛らしい小物もたくさん並んでいるのですが、大半は値段が表示されていないので手を出すのを躊躇してしまいます。なかなか洒落ているなと思った木箱や食器なども値段交渉をしてまで買おうというガッツは沸かず、僕は結局冷やかしに終始してしまいました。そもそもアンティークの似合う部屋に住んでいないので、結果オーライなのかもしれませんが。
その他にもマーケットには、肉、野菜、果物、そして食べ物の屋台も一部出ていました。やっぱりアンティークよりこれらの方に心躍ってしまうのは、僕が卑しいからでしょうか。
色々見物をしていて丁度ランチ時になり、今まで見たことがなかった料理た食べ物の屋台の中にあったので、チャレンジしてみることにしました。西アフリカの国ガーナの料理です。ラムの煮込みをロンググレインの米にかけたカレーのようなものを注文、付け合せにバナナを揚げたものも頂きました。トマト、リーク(ポロ葱)、スパイスで煮込まれたラムは、臭みがなく、柔らかくてジューシーでかなり気に入りました。お世辞抜きにして美味しい!ロンドン仕様にアレンジしてはいるのでしょうが、ガーナ料理、かなりいけます。他のメニューも試してみたくなりました。
とこんな具合で結局食いしん坊万歳で終わったポートベロー・マーケット巡りで。またその内食べに行こうと思います。
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